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3年付き合ったパートナーと移植後に別れて考えたこと

3年付き合ったパートナーと移植後に別れて考えたこと

【Written by T.K : note

約3年間、お付き合いしていたパートナーと別れた。

治療中もLINEで励ましてくれたり、アルバムやプレゼントも送ってくれて治療を乗り越えることができたのは元パートナーの存在が大きかった。

しかし、退院後もコロナ禍であったり、なんか色々あって対面で会えない期間が続いていくうちに、だんだん恋愛感情としての「好き」が薄れていってしまった。恐らく相手もそう感じていたと思う。

そんな今時の別れ方っぽいことをつらつら並び立ててみたけれど、

本音を言うと、

「自分が幸せじゃない」から別れることになったんだと思う。

「結婚するなら健康な人が良いよ。」

そういうことを言う人が
世の中に存在することも知ってしまった。
しかも結構身近に。

合併症で全身に蕁麻疹が出て痒みで夜もろくに眠れなくなった。
薬の長期服用の影響で骨が腐って二足歩行が厳しくなった。

それなりに体に負荷のかかる治療を行った影響が、
徐々に現れ始めている。

そんな状態の自分が、今後また誰かを好きになった時に
その誰かを幸せにすることはできるのだろうか。

確かに、自分の生活も自分でマトモにできない奴と結婚しても、
相手にとってはただの足枷なのかもしれない。

ただ、こっちは別にそんな足枷になりたくてなった訳じゃないし、
しかもそうならないように真剣に治療に取り組んできたし。
そもそも人間いつ病気になって健康じゃなくなるかわからんし。

なる時期が他の人より早いだけで
なぜこんなにも屈辱的な目に合わなあかんのや?
誰のせいや?誰をつるし上げたらええんや?

命はある。

命は。

生きている。けど、

自分が幸せになれる日は来るんだろうか。

心の底から笑える日は来るんだろうか。

とりあえず今回の一件で学んだことは、

自分が幸せじゃない状態で他の人を幸せにするなんて無理すぎるから

自分が「幸せ!」って感じるまでは暫く自己中心的な性格になろう、

ということ。

誰かを頼るときに

「申し訳ない」とかそういう負の感情を持たずに

「有り難い」というプラスの感情をもって頼ろう。

そんで頼った人が逆にしんどくなった時に、

自分を頼ってくれるような存在になれば、

お互いがお互いを支え合う関係になって、

お互いのしんどい時間を減らせるんじゃないか。

恩返しになるんじゃないか。

人生しんどいタイミングって人それぞれだから。

【Written by T.K : note

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